大切な家族や親族が亡くなったあと、その方が残した物品や家財道具を整理する「遺品整理」を行う必要が出てきます。形見分けやお焚き上げなど、故人の思い出に配慮しながら整理を進める一方で、実際には不用品の処分や不動産の管理費などが発生し、金銭的負担も小さくありません。
特に「遺品整理の費用は誰が払うべきなのか」が不明確だと、親族同士のトラブルや手続きの滞りにつながる可能性があります。遺産の範囲で支払うことができるのか、相続放棄との兼ね合いはどうなるのか、具体的な費用相場はどれくらいなのかなど、疑問が尽きない方もいるでしょう。
本記事では、遺品整理の費用を誰が負担するのか、実際に発生する費用の種類や相場、費用を軽減するための方法を解説します。遺品整理の支払いを避けたい場合の対応策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
遺品整理費用の負担者は、故人の相続人が中心となるケースが一般的です。相続人とは配偶者や子ども、場合によっては兄弟姉妹など、相続権を有する近親者のことを指します。 ただし、実際には家族・親族間の話し合いで「遺品整理業者への費用は誰がどれだけ負担するか」を決める場合が多く、状況によっては特定の親族が一括して費用を立て替えるケースも見受けられます。
遺産のなかには現金や預貯金、株式などの金融資産に加え、不動産や動産(家具・家電など)といった形で存在する場合があります。遺品整理の費用を遺産から支払うこと自体は法律上禁止されているわけではなく、相続人全員の合意があれば、預貯金などを崩して支払いに充てることも可能です。
ただし、遺言書に特別な指示がある場合や、遺産分割協議の段階で異論が出た場合には注意が必要です。遺産は本来、相続人が法定相続分や遺言書の指定に従って取得する権利を持ちます。そのため、遺品整理費用をどのように負担するかは、相続人同士であらかじめ話し合いのうえ決定しておくと、後のトラブルを防ぎやすくなります。
【関連記事】
遺品整理の進め方と順調に進めるためのポイント
遺品整理と一口にいっても、その中身は家具・家電の処分、故人が所有していた不動産の手続き、その他諸雑費など多岐にわたります。ここでは主に「遺品の処分費用」「不動産関連の費用」「その他雑費」の3種類に分けて解説します。
遺品整理のメインとなるのが、家具や家電、衣類、日用品などの処分です。自分で自治体の粗大ごみやリサイクル回収を利用することもできますが、量が多い場合は不用品回収業者や遺品整理業者に依頼することが一般的です。
業者に依頼する費用は、部屋の間取りや物量によって大きく異なります。
たとえば1K程度の物量なら5万~10万円前後、2LDK以上の広い物件で大量の荷物がある場合は20万円以上になることも珍しくありません。遺品整理の範囲(供養や形見分けの配送など)やオプション内容に応じて費用が加算される場合もあるため、見積もりを複数の業者からとって比較することが大切です。
故人の自宅やマンションなどの不動産を所有していた場合、相続人がその不動産をどう扱うかによって費用が変わります。具体的には以下のようなケースがあります。
いずれの場合も、故人が長期間住んでいた住宅には多くの荷物や不要品が残されていることが多いため、まずは遺品整理による片付けが必須といえます。その際の費用と、不動産取引に関する諸費用を区別して考えておくと混乱を避けられるでしょう。
遺品整理を進める過程で、以下のような細かな費用が発生することがあります。
これらの雑費は事前に見積もりをとりにくい部分もあるため、ある程度の予算を確保しておくのがおすすめです。
遺品整理はどうしても費用がかさみがちですが、工夫次第ではある程度コストを削減できます。以下で紹介する方法を組み合わせながら、無理のない範囲で費用を抑えてみてはいかがでしょうか。
遺品整理業者や不用品回収業者のなかには、家電や家具、貴金属などの買取サービスを行っているところもあります。まだ使用できる状態の品物があれば査定を依頼し、買い取ってもらえればその分が費用と相殺されるため、実質的に支払いを抑えられます。
ただし、買取価格は市場の需要や品物の状態に左右され、思ったより低くなる可能性もあります。複数業者に査定を依頼する「相査定」を行うと、より適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高まるでしょう。
遺品整理業者への依頼料を減らすには、業者に依頼する前に自力で可能な範囲を整理しておく方法があります。たとえば、小型家電や古着などは自治体の回収やリサイクルボックス、フリマアプリなどを活用し、無理のない範囲で処分しておくと良いでしょう。ただし、大型の家具や大量の不用品をすべて自力で運搬するのは体力的に負担が大きいですし、作業時のケガや近隣への迷惑が気になる場合もあります。
そのため、家族や親族の人数・体調・時間的余裕などを考慮して、どこまで自力で整理できるかを事前に検討しておくことが大切です。
遺品整理の費用は、同じ物量や作業内容でも業者によって大きく異なることがあります。少なくとも2~3社から見積もりを取り、それぞれの内訳やオプションサービス、買取対応の有無などを比較することで、適正価格を把握しやすくなります。
「訪問見積もり」を依頼する際は、出張費や見積もり費が無料かどうかを必ず確認しておきましょう。もし無料であれば、詳細な料金プランを聞いたうえで、納得できる業者をじっくり選ぶことができます。
経済的に困難だったり、相続放棄を検討していたりする場合など、「遺品整理費用を支払いたくない」という方もいるかもしれません。まず大前提として、相続人は相続財産だけでなく、故人の債務や整理費用などの責任も負う立場にあります。
相続放棄をすると、故人のプラス・マイナスの財産や権利義務を一切承継しないことになります。
つまり、遺品整理の費用も本来なら相続人が負担する必要はなくなるかもしれません。しかし、その場合、故人の財産を処分したり売却したりする権限も失われます。 もし賃貸住宅であれば、家主や管理会社が退去手続きを進めなければならないため、結果的に家主側が費用を負担することになるケースもゼロではありません。
ただし、空き部屋のままで賃料が支払われない状況が続くとトラブルに発展する可能性が高いです。 相続放棄を考える場合は、相続の専門家(弁護士や司法書士など)に相談し、遺品整理費用と相続手続きの関係を含めた上で総合的に判断するのが望ましいといえます。
倉庫で眠っていた粗大ゴミを処分したくて、ecolifeさんに相談しました。
見積りもすぐ終わり、予算内で納めて頂きとても感謝しております!
引き取り当日も親切丁寧な対応で仕事も早く、あっという間に終わり素晴らしかったです。機会があれば、またecolifeさんにお願いしたいと思います!よろしくお願いいたします。
引越しをする事になり、家具・家電類・家の中の全ての物を処分したくてネットで色々と調べてecoライフさんに連絡した所、すぐに見積もりに来てくれました。
予算があまり無い事を伝えると、快く値引きしてくれました。引き取り当日も3tトラックと軽トラで3人で来てあっという間にキレイに片付けて頂きました。
作業終了時にはホウキで掃き掃除までしてくれて本当に感謝しています。
また、機会がありましたらお願いしたい業者さんです。
遺品整理の費用は、故人の相続人が中心となって負担するのが一般的ですが、実際には遺産から支払う場合や家族・親族間で話し合って費用分担を決めるケースなど、さまざまなパターンが存在します。負担するべき人が定まらないまま整理を進めると、後々トラブルになりかねないため、あらかじめ相続人同士で費用負担や遺産の処理を協議しておくことが大切です。
遺品整理の費用は「遺品の処分費用」「不動産関連費用」「その他雑費」と多岐にわたり、合計額が高額になることもしばしばです。買取サービスを活用したり、自力で一部の処分を行ったり、複数の業者から相見積もりを取り比較するなどの工夫によって、ある程度費用を抑えることができます。
もし遺品整理の負担を少しでも減らしたいと考えている方は、ecoライフへの依頼も検討してみてはいかがでしょうか。信頼できる業者にサポートを依頼しつつ、適切な費用負担を確保することで、故人の思い出を大切にしながらスムーズに整理を進めることが可能となるでしょう。
監修者
新井伸策(Arai Shinsaku)
ecoライフ代表
<資格>
産業廃棄物処理業:第119057064号
古物商許可証:第251300000491号
当社は福島県内全域で遺品整理・生前整理・空き家対策・ごみ屋敷・引越しごみ・不用品(家電品)等片付けの事なら片付けの選任スタッフが揃っているecoライフに安心してお任せ下さい。
女性スタッフもおりますので、きめ細やかなサービスも提供出来ます。
見積りは無料ですので先ずはフリーダイヤルでご連絡お待ちしております。
迅速丁寧な対応致します。
Copyright© ECOライフ All Rights Reserved.