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布団の正しい捨て方は?不用品回収のメリットも紹介

布団は睡眠を支える重要な寝具ですが、長く使い続けるとへたりや汚れが目立ちはじめます。買い替えの際には古い布団を処分しなければなりませんが、その方法は自治体によっても異なるため、正しく理解することが大切です。

本記事では、布団の寿命や捨てるべきサインを整理したうえで、具体的な処分方法を紹介します。粗大ごみや無料回収、メーカー引取、フリマアプリなど複数の手段を比較することで、自分に合った最適な処分方法を見つけられるでしょう。

さらに、不用品回収業者に依頼するメリットについてもまとめましたので、効率的な布団の処分に役立ててみてください。

布団の寿命と捨てるべきサイン

布団の寿命は素材や使用環境によって差がありますが、一般的に羽毛布団であれば8~10年、綿布団や化学繊維の布団であれば5~8年ほどが目安といわれています。

寝具は寝汗や皮脂汚れを吸収しやすく、長期間使用することで中綿が傷んだり、衛生面での不安が生じたりしやすくなります。一定期間ごとに買い替えを検討することが望ましいといえます。

以下に、布団を捨てるべきサインをリスト化します。いずれかに該当する場合は、新しい布団への買い替えを検討するとよいでしょう。

  • 中綿が偏って薄くなり、保温性が低下した
  • ダニやカビの発生など衛生面で不安がある
  • 洗濯しても臭いが取れない、黄ばみが落ちない
  • 布団を干してもへたりや弾力低下が改善しない
  • 寝心地が悪く、朝起きたときに疲れがとれにくい

寝具は快適な睡眠環境を維持するうえで重要な役割を担っています。買い替えを検討し始めたら、処分方法の選択も同時に考えておきましょう。

布団を処分する方法

布団の処分方法は、自治体による粗大ごみの扱いか、不用品回収業者に依頼するか、あるいはリユースを検討するかなど、さまざまな選択肢があります。自治体によっては可燃ごみとして回収できるケースもありますが、多くの場合、大型の寝具は粗大ごみに分類されることが一般的です。

ここでは代表的な処分方法として、「粗大ごみとして処分する」「解体して家庭ごみとして処分する」「無料のリサイクル回収に出す」「フリマアプリやオークションで売る」「布団のメーカーに引き取ってもらう」「不用品回収業者に依頼する」の6つを見ていきます。

粗大ごみとして処分する

自治体の粗大ごみ回収を利用する方法は、最も一般的な手段です。多くの地域では、敷布団・掛け布団ともに粗大ごみ扱いとなり、処分には予約や粗大ごみ処理券の購入が必要となります。処分費用は数百円から数千円程度で、比較的安価です。

ただし、粗大ごみ収集日までに自宅の前や指定場所まで自力で運び出さなくてはならず、大きな布団を運ぶのが難しいと感じる方もいるでしょう。また、地域によっては回収日が限られているため、処分したいタイミングに合わない可能性があります。

解体して家庭ごみとして処分する

自治体によっては、布団を小さく切り分け、指定の袋に入れてしまえば「燃えるごみ」として回収してくれるケースがあります。この方法では粗大ごみ処理券を購入する手間が省ける場合がありますが、カッターやハサミで生地を裁断する作業が必要です。

布団の中綿は非常に飛び散りやすく、作業が大変なだけでなく、周囲にホコリや繊維が舞い散る可能性が高いため注意が必要です。

また、自治体のルールによっては分割したとしても粗大ごみ扱いとされることがあります。事前に確認を行い、適切な方法で処分を進めましょう。

無料のリサイクル回収に出す

不用品回収のなかには、古着や布類など繊維製品を無料で回収しているNPOや企業があります。

ただし、布団はサイズが大きいことに加え、状態によっては回収を断られる場合があるため注意が必要です。無料回収を実施している団体のほとんどは、再利用可能な状態の布類を衣類や雑貨へアップサイクルしたり、リサイクル素材として取り扱ったりしています。汚れや破損が激しい布団は回収対象外となることが多いため、事前に問い合わせてから申し込みましょう。

フリマアプリやオークションで売る

まだ使用できる布団や人気ブランドの寝具であれば、フリマアプリやオークションで売却する選択肢も考えられます。特に「羽毛布団」「高級ホテル仕様の布団」などの商品価値があるものは需要がある場合があります。とはいえ、布団は衛生面が気になるアイテムです。

実際には中古の寝具を購入することに抵抗を感じる人も少なくありません。売却できるのは、比較的新しく、使用回数が少ないなど、状態の良いものに限られると考えておくとよいでしょう。

布団のメーカーに引き取ってもらう

布団メーカーによっては、自社製品に限り回収サービスを提供している場合があります。新しい布団を購入する際に、古い布団の処分を同時に依頼できるため、スムーズな買い替えが可能です。

ただし、引き取りサービスを行っているメーカーはあまり多くなく、回収の範囲や費用の有無もそれぞれの企業で異なります。また、自宅への集荷を行っているかどうかも確認が必要です。購入予定の布団メーカーが引き取りサービスを提供しているかどうかをチェックしてみてください。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼する方法は、手間をかけずに布団を処分できる手段として注目されています。業者が自宅まで訪問し、搬出からトラックへの積み込みまでを一括で行うため、体力的な負担が少なく済むことが大きなメリットです。引っ越しや断捨離などで、布団以外にも大量の不用品がある場合には、まとめて処分できるため効率的です。

また、自治体の回収日を待たずにすぐ処分できるケースも多く、忙しい方や大量処分が必要な方にとって便利な選択肢といえます。 ただし、業者によって回収費用やサービス範囲が大きく異なります。信頼できる業者を選ぶためには、一般廃棄物収集運搬業許可の有無や、口コミ・評判、料金体系などを慎重に比較検討するとよいでしょう。

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不用品回収業者に布団の処分を依頼するメリット

不用品回収業者に布団の処分を依頼することで得られるメリットは少なくありません。搬出の手間を大幅に削減し、都合の良い日に回収してもらうことも可能です。ここでは、代表的なメリットを3つ紹介します。

搬出の手間が省ける

布団は大きくかさばるため、一人で袋詰めしたり粗大ごみ集積所に運んだりするのが難しい場合もあります。不用品回収業者を利用すれば、布団の搬出作業をすべて任せられるため、重い荷物を持ち運ぶ負担から解放されます。

特に、高齢者や一人暮らしの方は体力的に厳しく感じる場面が多いでしょう。業者が室内まで来て回収作業をしてくれることで、安全かつ確実な処分が可能となります。

都合の良い日に回収に来てくれる

自治体の粗大ごみ回収では、決められた収集日や時間帯が限られており、仕事や予定との調整が難しいこともあります。一方、不用品回収業者は事前予約を行えば、希望する日時に合わせて回収に来てもらえることが多いです。

急な引っ越しや家の整理など、早めに処分したい場合にも柔軟に対応してもらえる点が利点です。
業者によっては、土日や祝日の回収に対応していることもあるため、忙しい方でも利用しやすいでしょう。

ほかの不用品も回収してくれる

布団だけでなく、使わなくなった家具や家電、雑貨などが同時にある場合には、一括で回収を依頼できるため効率的です。自治体の粗大ごみ回収では、処分できる品目や点数に制限があったり、予約ごとに回収できる数量が限られていたりする場合があります。

不用品回収業者であれば、大量の不用品を一度に処分できるプランやトラック積み放題のようなサービスを提供していることが多いです。一度に依頼すると割安になるケースもあるため、コスト面でもメリットを享受しやすいでしょう。

布団の処分はトラブルが起こる前に前もって行おう

布団の寿命は素材や使い方によって異なりますが、弾力の低下やカビ・ダニの発生などのサインを感じたら早めに処分を検討することが大切です。処分方法としては自治体の粗大ごみや無料のリサイクル回収、フリマアプリなど多岐にわたるため、自分の目的や状況に合った方法を見つけるのがポイントといえます。

中でも、不用品回収業者に依頼する方法は搬出の手間を省き、好きなタイミングで処分できるメリットがあります。大量の不用品がある場合もまとめて回収してもらえるため、引っ越し前の整理や年末の片付けなどにも有効です。

もし布団の処分でお困りなら、ecoライフへの依頼も検討してみてはいかがでしょうか。適正な料金と丁寧な対応で、安心して布団をはじめとする不用品を処分できるはずです。快適な睡眠と部屋のスペースを確保するためにも、古い布団をスムーズに手放して新しい寝具で心地よい暮らしを送りましょう。

監修者

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新井伸策(Arai Shinsaku)

ecoライフ代表

<資格>

産業廃棄物処理業:第119057064号
古物商許可証:第251300000491号

当社は福島県内全域で遺品整理・生前整理・空き家対策・ごみ屋敷・引越しごみ・不用品(家電品)等片付けの事なら片付けの選任スタッフが揃っているecoライフに安心してお任せ下さい。
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